ズームレンズの理想

前回、ズームレンズのことにニアミスしたので、今回は『ズームレンズ』のことを綴ります。

コンパクトデジカメ(コンデジ)では当たり前、「レンズのズーム機能」ですが、デジタル一眼レフ(デジイチ)やミラーレスデジタル一眼(ミラーレス)でも、レンズ一本で様々な画角(写せる広さ)に調整可能なレンズが存在しています。ズームレンズが当たり前と思う方もいらっしゃるでしょうが、カメラの成り立ち的には、ズーム機能の無い『単焦点レンズ』が先に出来ていて、後になってズームレンズが登場しました。

※時々聞こえる「もっとズームしてっ!」は、言っている本人的には「もっと望遠にしてっ!」のつもりでしょうが、「ズーム」と言うのは広角から望遠の画角を調整することなので、空気を読まずに端で聞いていると、何のことやらハテ?サテ?なんです。

■ズームレンズの理想的倍率■
 普段から『倍率』と言われているのは、最広角時の焦点距離から最望遠時の焦点距離が何倍になっているかを表しています。
コンデジはレンズ交換の手間を省いて、初心者でも使いやすくするのが目的で出来ていますから、基本的にズームレンズで、高級品なると100倍以上の驚異的な望遠(拡大)が可能です。ただし、多くの機種で最望遠時はレンズを使った望遠ではなく、画像の中央部分をトリミングして拡大する「デジタルズーム」を採用しています。この「デジタルズーム」は画質の劣化が激しいですが、写真は究極的に撮影者が良し悪しを決めるものなので、画質が荒れて見える方にはダメですし、印刷等をしないのならば問題ないという方もいるでしょう。

デジイチやミラーレスのズームレンズでは、デジタルズーム機能は無いので、大砲みたいなズームレンズで、どんなに望遠にしても画質は荒れませんが、「手ブレの心配」という別の問題が出てくるかもしれません。

光学的に言われているレンズの理想的倍率ですが、4倍程度のレンズが設計上無理のないものです。
例えば、最広角24mm~最望遠80mmならば、24×4=96なので、理想的設計と言えます。
機材にこだわりを持つのであれば、最広角18mm~最望遠200mmというような10倍を超えているものは避けましょう。

レンズの倍率が4倍を超えるとどうなるか。すごい倍率のズームレンズであっても、ズーム出来る画角の中央値辺りでは問題が無いかもしれません。よくある事象としては、最広角撮影時に画像の周辺(中央部分以外)が直進しながら撮ったかのように流れる現象が起こります。

■デジイチ・ミラーレスの理想的装備■
と言うわけで、あくまで理想論ですが、「1本で万能」ということは有り得ません。せめて、広角域18~28mmと標準域35~50mmと望遠域80mm付近をカバーする標準ズームレンズを1本。望遠域70~200mm等の4倍に収まっている望遠ズームレンズを1本の計2本のレンズがあると、日常、大抵の撮影は可能です。

※広角~標準~望遠の順で画角が変化します。広角は文字通り広い角度の範囲が写せます。望遠は「遠くを望む」と書きますが、狭い角度の範囲しか写せないので、言い換えると「広い角度」の対語で「狭い角度」なんです。

■最後に■
 「望遠」という画角は遠くのものを大きく写すと思い込みがちですが、被写体の外野部分を写さずに、限られた範囲の風景を切り取ってくるものとして使ってください。焦点距離が70~200mmの望遠ズームレンズであっても、1.5~2.0m程度、被写体と間合いを取れば、ピントは合います。遠く専用のレンズと思わずに、狭い角度で切り取ってくるためのレンズと考えてください。それが傑作を生む秘訣です。
ズームレンズ←ズームレンズ
単焦点レンズ←単焦点レンズ
※写真が歪んでいるのはご容赦ください

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